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【症例】ジルコニアセラミックによる2本の前歯の清掃性を兼ね備えた審美的修復
2023.10.25
治療内容 | 差し歯が外れてしまった前歯をジルコニアセラミックを用いて修復 |
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期間 | 1ヶ月 |
治療回数 | 4回 |
費用(施術当時の料金) | 264,000円(税込) |
治療前の状態・主訴
患者様は、前歯の差し歯が外れてしまい、当院に来院されました。
外れてしまった差し歯は土台が壊れてしまっており、再度使用することが非常に難しいため、今回新しく作り直すこととなりました。
ただ、歯を拝見すると少し内側に位置しており、下の歯との当たりが強く、非常に負担がかかっている状態でした。
今回、右隣の犬歯も詰め物のプラスチックが劣化してかけてきていたため、同時に修復を行い、繋がった形の被せ物を作るよう提案しました。
治療詳細
初回に、土台と仮歯の型取りをし、応急処置で仮の歯を作成しました。
次の回に、歯の形作りと歯茎の形態を作成するために仮歯をセットしました。
今回のケースは脱離してしまった歯が奥まった位置にあるため、できるだけ前方にセラミックを作り、両隣の歯との並びを修正しました。
仮歯をセットしたのち、しばらく使用し、噛み合わせと形の確認をしていただきました。その後、問題が無いことを確認したのち、技工士さんによる色調確認の写真撮影と型取りを行いました。
治療後の様子
ジルコニアセラミック装着後、患者様に確認していただき、何回か噛み合わせの調整を行いました。
加えて、歯軋りが非常に強い方なので、夜寝るとき用のマウスピースを作成しました。
患者様は、見た目も綺麗になり、大変満足されていました。
主な副作用・リスク
・予後を完全に保証するものではありません。
・自由診療での治療となります。
・歯の萌出方向・残っている量によっては神経を取らないといけないケースがあります。
・治療終了後にしみる症状、咬むと痛いなどの症状が出る場合があります。
審美性と清掃性の両立を
今回のケースで一番難しかったことは、審美性と清掃性の両立でした。
本来なら、奥まった歯を前に出すには、矯正治療を行うケースが多いのですが、今回は歯並びと費用や時間の関係を鑑みて、矯正を行わずに治療しました。
セラミックをいかに安定して使用していけるかは、清掃性が非常に重要になってきます。今回のケースは、仮歯で歯茎を押して形態を作るのと同時に、清掃性の確認をしながら細かく調整しました。
みらい歯科では、様々なケースにご対応できるよう、患者様に治療の選択肢をご提示しております。
前歯の治療は審美的な要求を満たすことが大前提ですが、顎を誘導するという機能的に非常に重要な役割を持っています。
当院での前歯の治療はただ綺麗にするだけではなく、咀嚼・発音・清掃性といった機能的に網羅して、常にお手入れしやすく、長くお口の中で使用していけるようにしております。
当院では、他院で入れられたセラミックのメインテナンスも受け付けております。歯やお口周りに、お困りの症状や気になることがございましたら、どんな些細なことでも構いませんのでどうぞお気軽にご相談ください。
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