症例

【症例】コンポジットレジンで修復を繰り返していた前歯をジルコニアセラミック治療で歯並びまで改善

横浜市桜木町の歯医者「みらい歯科」症例|【症例】コンポジットレジンで修復を繰り返していた前歯をジルコニアセラミック治療で歯並びまで改善||アイキャッチ画像

2024.03.19

治療内容 経年劣化した前歯のコンポジットレジンの詰め物を、6本一緒にジルコニアセラミックで治療
期間 2ヶ月
治療回数 6回
費用(施術当時の料金) 792,000円(税込)

治療前の状態・主訴

横浜市桜木町の歯医者「みらい歯科」症例|【症例】コンポジットレジンで修復を繰り返していた前歯をジルコニアセラミック治療で歯並びまで改善|図1

横浜市桜木町の歯医者「みらい歯科」症例|【症例】コンポジットレジンで修復を繰り返していた前歯をジルコニアセラミック治療で歯並びまで改善|図2

横浜市桜木町の歯医者「みらい歯科」症例|【症例】コンポジットレジンで修復を繰り返していた前歯をジルコニアセラミック治療で歯並びまで改善|図3

 

以前からメインテンスで通院していただいている60代女性の患者様です。

時々前歯の古いコンポジットレジンの詰め物がかけてしまい、治療をしながら様子を見ている状態でした。しかし、だんだんと欠ける面積が大きくなってきてしまい、欠ける頻度も頻繁になってきている状態でした。そして、最終的には食事の際に前歯2本がかけ飛んでしまい、コンポジットレジンで治療するのが困難になってしまいました。

そこで、患者様に丁寧にご相談させていただき、このまま補修をしながらコンポジットレジンでの治療を継続していくか、全体的に歯を削って差し歯の形にし、歯並びを改善し適切な噛み合わせに調整して、歯軋りのコントロールも行なっていくようにするかどうかとお話をさせて頂きました。前者は簡便でご自身の歯牙を削る量は少ないのですが、コンポジットレジンの性質上、非常に材料劣化を引き起こしやすい材料なので破折するリスクがついて回ります。

一方差し歯の形にする場合は、セラミック修復で前歯全てを治療することで歯列不正や審美的にも改善を図ることはできるのですが、ご自身の歯牙を削る量は増えてしまうのが欠点になります。

患者様と一緒に選択肢に関してご相談し、いろいろなリスクや将来的な清掃生のしやすさなども考えて今回はセラミックにて修復を行なっていく事にしました。

治療詳細

治療の手順としては、初めに模型上であらかじめ患者様の歯に合わせて型を削り、シュミレーション用の型を作成してもらいます。そちらを患者様に確認して頂き、問題ないようでしたらこちらの模型を元に仮の歯を作成していきます。

その後、作成した仮歯をお口の中にセットしていき現在ある歯の形と調和するかどうか、噛み合わせと発音に問題はないか使用して頂いてチェックしていきます。

 

横浜市桜木町の歯医者「みらい歯科」症例|【症例】コンポジットレジンで修復を繰り返していた前歯をジルコニアセラミック治療で歯並びまで改善|図4

横浜市桜木町の歯医者「みらい歯科」症例|【症例】コンポジットレジンで修復を繰り返していた前歯をジルコニアセラミック治療で歯並びまで改善|図5

 

仮歯を調整してセットした直後の写真になります。

歯茎の中に糸を入れて仮の歯を調整するため直後は少し歯茎が下がった状態になっています。こちらで1ヶ月ほど使用して頂きます。はじめは前歯の形が変わるため舌感や発音、噛み合わせなどに少し違和感が出ることが多いです。仮の歯を使用していただいて審美的な問題が無いかどうかだけでなく、食事やお話しに問題が無いかどうか確認して頂きます。

その後、若干の違和感はありますが概ね問題ない、とのことでしたので本番の型取りを行いました。仮歯はどうしても性質上強度が弱いため、それぞれの仮歯を繋げることが多いです。ですが今回は歯周病や矯正の後などではないため、一本ずつ単独で行なっていくようにしました。

型取りをさせていただいて、今回は下の歯の色調を元にして、少し明るめに作成を依頼しました。

 

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横浜市桜木町の歯医者「みらい歯科」症例|【症例】コンポジットレジンで修復を繰り返していた前歯をジルコニアセラミック治療で歯並びまで改善|図7

 

セット後の写真になります

 

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横浜市桜木町の歯医者「みらい歯科」症例|【症例】コンポジットレジンで修復を繰り返していた前歯をジルコニアセラミック治療で歯並びまで改善|図10

 

治療後の様子

セット後見て頂いたところ、色も形態も非常に満足していただけて喜んでいただけました。

基本的に今回使用したジルコニアセラミックは、汚れが非常につきづらい材質です。それと同時にステインもつきづらいので、このままの色合いを長期間維持することが可能となります。

今回のケースは歯並びも変えていますので、どうしてもはじめは舌感の違和感が出てきやすいです。多くの方は3ヶ月から6ヶ月ほどで徐々に慣れていっていただけます。最後に噛み合わせの保護のためにマウスピースを作成させていただいてメインテナンスへ移行させて頂きました。

主な副作用・リスク

・予後を完全に保証するものではありません

・自由診療での治療となります

・歯の萌出方向・残っている量によっては神経を取らないといけないケースがあります。

・治療終了後にしみる症状、咬むと痛いなどの症状が出る場合があります

複数にわたる歯のセラミックも自然な仕上がりに

ジルコニアセラミックは金属を全く使わないため天然歯特有の透明感の表現が非常に優れています。人の歯は先端に行くほど薄くなっていくため青味がかった透明感が出てくる方が多いです。こちらの色調再現が非常に重要となってきます。

当院のジルコニアセラミックはデンタルビジョンという馬車道アイランドタワー 歯科に隣接する技工所の方が作成してくれています。色調再現は技工士さんのテクニックとセンスに依存するので、今回のような多数歯にわたるケースはいつも助けられています。

また、歯並びを変えるようなケースも模型を交えながら、歯の大きさや咬合関係なども逐一相談しながら進めさせていただいています。

みらい歯科では、様々なケースにご対応できるよう、患者様に治療の選択肢をご提示しております。

前歯の治療は審美的な要求を満たすことが大前提なのですが、機能的にも非常に重要な役割を持っています。当院での前歯の治療はただ綺麗にするだけではなく、機能的に(咀嚼・発音・清掃性)網羅して常にお手入れしやすく長くお口の中で使用していけるように留意しております。

歯やお口周りに、お困りの症状や気になることがございましたら、どんな些細なことでもどうぞお気軽にご相談ください。また、他院で入れられたセラミックのメインテナンスも受け付けております。どうぞお気軽にご連絡ください。

 

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