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【症例】他院で歯根端切除術を受けた古いセラミックの被せ物を除去して根管治療後にファイバーコアとジルコニアセラミッククラウンを用いて修復
2025.04.01
治療内容 | 他院で歯根端切除術を受けた古いセラミックの被せ物の除去及び根管治療と、ファイバーコアとジルコニアセラミッククラウンを用いた前歯の修復治療 |
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期間 | 6ヶ月 |
治療回数 | 22回 |
費用(施術当時の料金) | 792,000円(税込) |
治療前の状態・主訴
今回の症例の患者さまは、セカンドオピニオンをご希望されて当院に来院していただいた20代女性の方です。
都内の歯科医院にて前歯の治療をお願いしていたところ、前歯の根の先端に膿みが溜まっていて、歯根端切除術というオペを行い大学病院で処置を受けたあとでした。
初回のカウンセリングでよくお話を伺うと、以前から前歯の形にコンプレックスをいだいていて口を開けて笑うことがなかなかできないとのことでした。
当院での前歯の治療の進め方や、現状の不満点、将来的にどのような形の前歯が一番ベストなのかをお話させていただきました。写真からではわかりづらいのですが、前歯の形態が大きく厚みがあるため前歯が全体的に出っ歯のように見える印象がありました。
また、被せてあるセラミックがかなり不適合な部分が多く、中が虫歯になっている状況がレントゲン写真からわかりましたので、今回は土台から全てやり変えることとなりました。
治療詳細
まず初めにセラミックを除去して仮歯を作成していきます。
私が皆さんにカウンセリングをする時に理想とする歯の形はありますかと質問することがあります。本当にこういう歯にしたいと強い理想をお持ちの患者様もいらっしゃるのですが、今回のように前歯全てを治療する場合、比較的形態は柔軟に対応することができるので、逆にイメージがしづらくなってしまうことがあります。
本症例の患者さまも現状の歯の形が嫌であることは確かなのですが、どのような形にしたいのかはイメージが湧かないとのことでした。
そのため、まず現状の不満点として明確に挙げられていた前歯の前突感を一度仮歯で解消して、それに合わせて前歯の形を作成するようにしました。
仮歯をセットしたのちに鏡で形態を確認していただき、歯の長さや丸みなどを確認してもらいながら歯の形を決めていきました。
前歯の仮歯が食事の時やおしゃべりする時に問題なく機能しているかをチェックするために、しばらく仮歯を使用していただきました。
今回は根の治療をする必要があったため、そちらの治療も行いながら咬合と発音の状態を逐次確認していきました。
セラミックを除去すると、レントゲン写真で確認したように中に虫歯が進行している状況でした。
かなり太い土台があり、その土台にも虫歯が進行していました。除去するのにリスクも伴うのですが、こちらをそのままにしてしまうと根の中で虫歯が進行していってしまうため、顕微鏡を使用しながら慎重に土台の除去を行なっていきました。
幸い根の先端の治療は非常にきれいに行われていて、薬もしっかり入っていたため、再度私の方で神経に変わるお薬を入れてファイバーコアにて土台の築成を一本ずつ行なっていきました。
その後、審美的機能的に問題がないことが確認できましたので、型取りをしました。
今回のような前歯全てをセラミックで修復するケースは、どの様にでも色を変えることができます。今回は下の前歯の雰囲気を残しながら少し明るめのトーンを採用して極力自然な色合いを出したいとのご要望でしたので、そのように技工士さんへ写真撮影を行いお伝えしました。
治療後の様子
セット後、患者さまには色・形態ともに非常に満足され、喜んでいただけました。
来院当初は歯科治療に対する恐怖心が強く、緊張している感じをお見受けしましたが、回数が進むにつれ慣れていただいてなんとかセットまで頑張って通院していただけました。
今回は根切の手術をしているので根が短くなっていて強度的に心配が残るので、必ず夜寝るときはマウスピースを着用するように指導させていただいています。また、食いしばりが非常に強いため4ヶ月おきの定期検診で噛み合わせのチェックも同時に行なっていきます。
基本的にジルコニアセラミックは汚れが非常につきづらい材質です。それと同時にステインもつきづらいのでこのままの色合いは維持することが可能となります。
主な副作用・リスク
・予後を完全に保証するものではありません
・自由診療での治療となります
・歯の萌出方向・残っている量によっては神経を取らないといけないケースがあります
・治療終了後にしみる症状、咬むと痛いなどの症状が出る場合があります
当院の前歯の治療は審美性はもちろん機能性、清掃性も重視した治療を行います
ジルコニアセラミックは金属を全く使わないため、天然歯特有の透明感の表現が非常に優れています。人の歯は先端に行くほど薄くなっていくため青味がかった透明感が出てくる方が多いです。こちらの色調再現が非常に重要となってきます。
当院のジルコニアセラミックは、デンタルビジョンという馬車道アイランドタワー 歯科に隣接する技工所の方が作成してくれています。
色調再現は技工士さんのテクニックとセンスに依存するので、今回のような多数歯にわたるケースはいつも助けられています。
また、歯並びを変えるようなケースも、模型を交えながら歯の大きさや咬合関係なども相談しながら進めさせていただいています。
みらい歯科では、様々なケースにご対応できるよう、患者さまに治療の選択肢をご提示しております。
前歯の治療は審美的な要求を満たすことが大前提なのですが、顎を誘導するという機能的に非常に重要な役割を持っています。
当院での前歯の治療はただ綺麗にするだけではなく、機能的に(咀嚼・発音・清掃性)網羅して常にお手入れしやすく長くお口の中で使用していけるように留意おります。
歯やお口周りに、お困りの症状や気になることがございましたら、どんな些細なことでもどうぞお気軽にご相談ください。
また、他院で入れられたセラミックのメインテナンスも受け付けております。どうぞお気軽にご連絡ください。
みらい歯科 院長 出口 真太郎
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